Java認定資格とは、サン・マイクロシステムズがJavaに関する技術力を認定する資格制度の総称のことです。
Java認定資格はソフトウェア開発現場において即戦力として認められる内容となっており、就職・転職時に強い効果を発揮する資格となっています。
Javaの用途は多義に渡ります。
そのため、Java認定資格という枠の中から技術や分野によって細かく分けられています。
Java認定資格の取得を目指す場合はまず自分が目指す能力は何であるかを見定め、選択するところから始めることになります。
下記に各資格の概要を綴ります。
※2009年6月現在
Javaの基礎、オブジェクト指向概念など、Javaテクノロジーに関する基本知識を求められます。
Java認定資格の中で最も難易度が低く設定されており、Javaプログラミングをこれから始めようとする方を対象とした資格です。
SJC-Aの上位の資格にあたり、Javaの文法、基本的なライブラリを使用したプログラム作成能力などJavaについての包括的な知識を求められます。
Java以外のプログラミング経験がある方を対象としており、難易度も高く設定されています。
Javaに関する基礎知識を既に修得しており、Javaでの実務経験がある方を対象としています。
試験方法は少し特殊で、メールで送られてきたプログラミング課題を自宅で作成するという形式になっています。
それ以外にも言い渡された問題の解決方法を小論文形式で答えるなど、それまでに培ってきた知識や経験を幅広く必要とする課題もあり、難易度が非常に高くなっています。
Javaに関する知識だけでなく実務から得られる経験も必要となりますので、取得はものすごく困難であると言えますが、この資格を取得することで得られる価値はものすごく高いです。
サーブレットやJSPなどのサーバーサイドで動くプログラムの作成に必要な知識を求められます。
Webプログラマを目指す方は特に役に立つ資格です。
SJC-WCを受験するためにはSJC-Pを取得する必要があります。
J2EEベースのシステム構築に必要な知識を求められます。
EJB(Enterprise JavaBeans)を利用したアプリケーションの設計、開発、テスティング、配備、統合などの技術を習得された方を対象としており、サーバアプリケーションの設計者向けな資格と言えます。
管理人の許容範囲外の資格です。
SJC-WSの情報がほとんどなく、どんな資格なのかよくわかりません。
J2MEテクノロジーを使用して行う、アプリケーション開発に必要な知識を求められます。
携帯電話等のモバイル機器上で動作するアプリケーション開発者向けの資格です。
モバイル機器、特に携帯電話向けのアプリケーション開発は昨今において非常に増えており、今後も普及が進んでいくと思われる資格です。
大規模システムの包括的な設計手法や能力を問う資格です。
試験問題は英語で出題されます。
日本に資格取得者がどれほどいるのか気になります。
以上がJava認定資格の概要です。
このようにJava認定試験と一口に言っても、その中身は非常に細かく分けられています。
Javaテクノロジの範囲は幅広く、全てを習得するのはものすごく大変だということが上記のようにJava認定資格の概要を並べるとイメージしやすいかと思います。
しかし、大変だと言っても、Java技術者に対するニーズは今後もますます高まっていくと思いますので、ぜひわかるところから順番に挑戦していってください。