プログラマとシステムエンジニアのうち、どっちの地位が高いのか?
給与に関わることですので、こういった議論は現場で結構起こります。
普通に考えたらシステムエンジニアの方が地位は上です。
システムエンジニアはクライアントからの要求を聞きだし、仕様書や設計書にまとめるわけですから、当然プログラムのことがわかっていないとこなせる仕事ではありません。
よって、プログラマを何年か経験してからシステムエンジニアに出世するという流れになるのが通常です。
しかし、プログラムを書けないシステムエンジニアが世の中にはたくさん存在するのです。
そういったシステムエンジニアが中心となって行うプロジェクトは必ずと言って良いほどプロジェクトの途中に大きな問題が発生します。
プログラムを書けないわけですから当然あらかじめ予知できるはずの問題を予知できません。
どういったソフトを作ろうとしているのかをまとめた仕様書はともかく、プログラムの設計はできませんので設計書はプログラマが全部作ることになります。
設計書は仕様書を見ながら作成するものであるため、仕様書に不足があったりするとプログラマが直接クライアントに仕様を聞き出さなければならない場面も出てきます。
こうなると、プログラマとシステムエンジニアの地位はプログラマの方が高くなるのが通常です。
が、実際はそういったケースでもシステムエンジニアの方が待遇が良い場合が多く、プログラマが反抗するわけです。
ではなぜプログラムを書けない人がシステムエンジニアになれるのか?
理由はいろいろありますが一番の理由は、人材が不足しているからに他なりません。