Javaという表現は実はかなり曖昧になっており、Javaについて学習していく前にまずは定義を明確にしておく必要があります。
Java(ジャバ)は、狭義ではオブジェクト指向型であるひとつのプログラミング言語のことを指します。
しかし、Javaという表現は広義の意味も持っており、その場合はJavaで作成されたプログラムの実行環境および開発環境を指す場合もあります。
その場合、"狭義の意味のJava"と区別するために「Javaプラットフォーム」とも呼ばれます。
当サイトでは、狭義のJavaを「Java」、広義のJavaを「Javaプラットフォーム」と使い分けていきます。
Javaで作成されたプログラムを実行させるには、『Sun Java 2 Runtime Environment, Standard Edition (JRE)』と呼ばれるソフトウェア群をインストールする必要があります。
JREはサン・マイクロシステムズのサイトに無料で配布されています。
ダウンロードするバージョンは一番最新のものを選んでください。
http://www.java.com/ja/download/
※次に出てくるJDKをインストールする場合、JREは必要ありません。
JDKの中にJREのソフトウェア群は全て含まれています。
Javaプログラムを作成するには、Javaの開発環境を構築する必要があります。
このJava開発環境は『Java Development Kit(JDK)』と呼ばれるプログラミングツール群をインストールすることで構築できます。
JDKもJREと同じくサン・マイクロシステムズのサイト上に無料で配布されています。http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html
しかしJDKの場合、ダウンロードするバージョンを意識する必要があります。
というのも、Java認定資格(SJC-P)は基本的にJDKのバージョンごとに試験のバージョンも分かれているため、それぞれのバージョンを合わせる必要があるからです。
2009年6月現在、SJC-Pは下記のようなバージョンがあります。
Sun Certified Programmer for the Java 2 Platform 1.4 (試験番号 310-035)
Sun Certified Programmer for the Java 2 Platform 1.4 Upgrade Exam (試験番号 310-036)
J2SE 1.4対応
Sun Certified Programmer for the Java Platform, Standard Edition 5.0 (試験番号 310-055)
Sun Certified Programmer for the Java Platform, Standard Edition 5.0 Upgrade Exam(試験番号 310-056)
J2SE 5.0対応
※JDKのバージョンごとにJavaの仕様が若干異なるため、試験内容もそれに伴い異なっています。
試験番号「310-036」と「310-056」古いバージョンのSJC-Pを持っていた場合に、バージョンをアップグレードするために用意された試験です。
SJC-Pを初めて受験するという方は、この2つは意識する必要ありません。
意識する必要があるのは試験番号「310-035」と「310-055」になります。
どちらを選択するかはSJC-Pを受験する目的によって変わってくるわけですが、特別な理由がない限り試験番号の数字が大きいほう、つまり「310-055」を選んでください。
Javaは時代とともに進化しており、現在でもそれは続いています。
それにあわせて、資格試験の内容も変わり、古い内容はだんだん価値を失っていきます。。
ですので、Java認定資格(SJC-P)を受験するときには最新のバージョンの試験を選ぶことを強くおすすめします。